英語の元になっているのがフランス語やラテン語です。一見英語の役に立たない言語のようにも思えます。西洋では長くlingua franca(リングアフランカ、共通語)としてラテン語が学校で学ばれていました。今日でもその教育がある学校もあります。日本の漢文のように古い言語から過去の考え方や文化を学ぶという趣旨もありますが語根となっているラテン語を知っているかどうかはその後の英語の語彙を増やす点でも差が出てくるためそうした教育目的もあったのかもしれません。英語の語彙を増やすことは特に英検の2級、TOEICの700以上になると難しくなります。語彙数的には6,000語以上です。しかしこの6,000語以上からがラテン語やフランス語が影響を残した英語の語彙の領域にもなります(ゲルマン語すなわちドイツ語系も3割ほど語源ですがこの言語は6,000語以内の英語に影響を与えました)。つまりこの中級から上級部分の語彙こそがラテン語やギリシャ語の語根を学ぶことが英語の語彙増加にプラスになるのです。英検の2級レベルに入ったら語根についても興味を持って下さい。当校の講師達もこうした知識を蓄積しているので分からない語源や語根があればお答えしたいと思います。