2021年、新年あけましておめでとうございます。

昨年はコロナで世界が大変な状況となりました。未曾有の危機に、今世界は変わろうとしています。グローバル化もリモート化とオンライン化の波と共に新しいフェイズに入りそうです。そんな新しいグローバル化の波に乗り、新グローバル化時代に十分な英語力を持続し、ポストコロナの世界で自分を生かせるように、本年も英語学習を頑張って行きましょう。

さて、英検はC E F R(ヨーロッパ言語共通参照枠)のレベルと対応できる様にC S Eと呼ばれるスコアを使用しています。このスコアは受験者の正解数である素点に受験者全体の平均、偏差値、問題の難易度などを計算要素として計算した結果で、その算出方法は英語検定協会しかわかりません。T O E I Cのスコアも素点ではないので、それぞれの外部検定には多かれ少なかれ独自のスコア算出方法がある様です。

このC S Eスコアは検定の合格において、合格ラインとなるため重要です。また、近年大学入試の外部検定利用の際に英検が採用されている大学では、スコアが出願資格や加点のポイントになるため、合格の結果よりも重要になるケースも出ています。

では、合格だけでなくスコアも更にアップするにはどうすれば良いのか。英検は4技能のバランスを特徴としています。リーディングができるだけで合格ができるということは英検ではありません。過去には総合点だったため、1技能が非常に低くても合格できた時代がありました。しかし、各技能にそれぞれのC S Eスコアを配点しているため、1技能で極端な点数がある場合、合格はできません。では全ての技能を合格基準とされる、65%や70%を正解または得点していないと合格できないのでしょうか。それも違います。C S Eのスコアは平均値を境に満点に近い分C S Eのスコアの幅が増えていきます。逆に点数の低い場合0点に近いとスコア幅が増えていきます。このため平均値となる40〜50%以下が一つの技能にあると、ある技能のC S Eスコアが非常に悪くなります。反対に、ある技能のスコアが満点に近いとC S Eスコアは非常に高くなります。例えは、一次の3技能でライティングだけが極端に悪いと、例えば素点で30%ぐらいのスコアであればC S Eスコアは20%ぐらいのスコアになり、他の2技能であるリーディングとリスニングで60%や70%を取っていても不合格となります。逆に80%以上のスキルが1箇所あり、他が60%や50%の場合はC S Eスコアは確実に70%近いスコアとなり2級レベルであれば合格となります。

こうした理由から、英検受験で気をつけなければならないのが、不得意なスキルを作らないということです。と言っても、全てが平均的で素点で60%も危険な場合があります。実は、得意なスキルを作ることがスコアUPには大切なのです。従来型の2級以下であれば1スキル、準1級以上では2スキルを80%近くにしないといけないでしょう。C B Tなど1日型の4技能を同時にテストする試験では2スキルを得意分野にした方が良いでしょう。

得意分野やどのスキルが得点が取りやすいかは、個人差がありますが。ただ、比較的攻略しやすいスキルもあります。それに関しては講師がレッスンで各自のスキルに併せてご相談に乗りますので、お気軽にご相談ください。