大学入試として英検や他の語学試験が来年度から積極的に利用されます。

従来の大学受験の英語試験は4技能のバランスにおいて幾分不満な部分もありました。内容的にもアカデミックな英語が主体となり実用的な英語の理解が出来ているのかをテストすることも難しかった部分があります。英語の基本である実用的なプラクティカルな英語力が将来グローバルな社会に出た際ににも必要なことから大学入試でもコミュニカティヴな英語へのニーズが強まっていることが背景となっています。

英検や他の語学試験は全ての言語技能を診断することが出来、尚且つ段階的に学習できるため大学受験前だけの1年で付け焼刃的に学習する受験英語とは異なりホリスティック(全体的な)な学習となるため基礎力や応用力が共に身につけれる理想の学習方法です。

もちろん英検を導入することで目標となる2級や準1級をこれまでの大学受験のようにそのターゲットだけを目標に学習されるかたもいるかもしれませんが、それではこれまでの大学受験英語と同じ学習となります。計画的にそして段階的に時間をかけ自分の英語力を本物の成熟した英語力に育てることが大切です。

そこで下記のような学習プランをご提案させていただきます。各学年や学校のレベルに合わせて目標とする英検を合格しながら進級することをお勧めします。

*このプランは通常の日本での英語学習のみという状況を前提にしたものです。帰国子女の方やインターナショナルスクールへ通学されている方は別のプランをご提案しております。

STAGE 1 小学校卒業までに英検4級合格を目標とする

STAGE 2 中学1年の終わりまでに英検3級合格を目標とする

STAGE 3 中学3年の夏までに英検準2級合格を目標する

STATE 4 高校1年の終わり、又は高校2年の夏までに2級合格を目標とする

STAGE 5 高校2年の終わり、又は高校3年の秋までに準1級合格を目標とする

英検は合格以外にスコアでも評価されるようになりました。合格だけでなくスコアにおいても次の目標となる急に近いスコアを各級で取得するように頑張って下さい。ギリギリ合格や勘だけで合格されていると次のステージへの準備期間が長くなります。

安定した英語力を身につける上でもコンスタントに単語の学習、長文を読む習慣、英文を聴く練習を続ける環境を整えて下さい。特に語彙の数と各級の関係は明らかです。自分の語彙力がどれくらいなのかそれを知ることで各ステージで無理なく英語学習が出来ます。