茂木先生が以下の記事を書かれていたので思うところを書いてみました。

英語学習で意味のないネイティブ信仰は捨て去るべし【茂木健一郎の言葉とコミュニケーション】

 

日本はまだネイティヴ英語信仰が強い国です。日本以外のアジア、ヨーロッパではそこまで強くはありません。それは英語をツールとして考えれば本物の道具のコピーを作るよりも道具の機能や使い方を覚えることは大事でも見た目を真似る必要はないからです。発音は正しく発音すべきです。ただネイティヴでも様々な訛りや発音の明瞭さが有無など個人差があります。我々の真似たいと思う理想のネイティヴの発音は実は一部のエリートやニュースなどで使われる発音です。万人に何かを伝えるような場合を除けば皆それぞれ異なる音で発音しています。またそれらの発音も個々の単語の発音であり、実際には単語のリンクやリズムが正しくできれば多少の発音の不正確さもカバーされます。それよりも大事なのは茂木先生も書かれていますが何を話すか。つまり内容です。言語には構成、内容、文法、表現力が大切だとしたら、日本人は発音の含め文法など一部のフォームだけに拘っていないでしょうか。話の内容があれば、そしてそれらに関して表現力となる関連語彙を知っていればほとんどの場合スピーチもディスカッションも成立します。日本人は英語をやる前に日本語という人もいますが、英語をやる前に何を話すか、話したいのか、そのためにどんな言葉を覚えないといけないかを最初に身につけるべきだと思います。

英語学習で意味のないネイティブ信仰は捨て去るべし【茂木健一郎の言葉とコミュニケーション】