語学を習得する際、私たちは学習開始の年齢などを気にすることが多いです。かつては臨界期説など英語は幼少期から始めた方が良いと主張される方も多くいました。現在もそのような理論を主張される方も多く幼少期から学習すべきと主張される方が多いことは事実です。

幼少期から学習した際には母語同様に言語に対して敏感で柔軟なことは確かで、こうした成長期の身体的特徴や、言語学習への心理的ブロックが少ない理由も挙げられます。しかしながら、一番大きな要因は相対的な学習時間の数が増えることも挙げられます。時間だけに焦点を当てるとするのであれば、言語学習の開始年齢はあまり重要でないかもしれないです。事実、リタイアした後に毎日8時間猛勉強されて英検3級から英検1級合格したシニアの方もいます。

数字的には、仮に1日5時間、年間200日学習したとすると1,000時間学習することになります。かつてこの学習時間と外国語習得の相関関係を研究した方がいました。その結果は1万時間理論と言われ、1万時間近く学習者はほぼ全て外国語を十分に習得できたという研究でした。外国に住み英語に触れると、特に学生の場合、2〜3年ぐらいでほぼ習得できるのは、1日8時間ほどの時間を英語にさらされるので、年間3,000時間ほど英語に触れるからだとも言えます。

つまり学習する場合、学習の内容や授業の質も大切ですが、学習時間の総数も意識して学習することが大切です。これは貯金と同じです。毎日コツコツ学習することが大切というのは外国語学習においても同じなんですね。

今回あるサイトでTOEICと学習時間に関して書かれている興味深いサイトがありますのでこちも参考にして下さい。

【TOEICの必要学習時間目安】