今年は英語検定試験のリニューアルがいくつかの検定試験で行われるようです。

①TOEIC

2016年5月からのリニューアルの詳細はこちらです。

http://www.toeic.or.jp/press/2015/p049.html

TOEICは問題の配分などが変わり短文問題から長文などが多く出題され読解力重視に。
聴解問題においても対話文や長めのアナウンスメント問題が増えます。
更にillocutionary forceと呼ばれるスキルも試されます。これ話者が間接的に発話する内容が理解できるかなどの力。例えば”Is there any salt?”は”Can you pass me the salt?”を意味するこどなど。日常の英語では良く使われる言語表現が更に含まれるようです。

対策としては文法などの教科書的な英語からさらに口語英語を普段から意識的に勉強することです。

②英検

2016年第一回の試験からのリニューアルの詳細はこちです。

https://www.eiken.or.jp/eiken/info/2015/pdf/20151225_pressrelease_1601renewal.pdf

英検は2級にライティングが加わります。また4,5級は任意でスピーキングのテストが受けれるようになります。

大きなリニューアルではないのですが今回のリニューアルは大きな意味を持っています。それはアウトプット重視の英語、またはバランスのとれた4技能の英語を重視していこうという英語検定協会の姿勢が見えます。
今後ライティングは既にテスト問題となっている準1級や1級でも更に内容の見直しがあると予想されます。

対策としてはアウトプット重視の練習を行うことです。ただ話すだけでなく、自分で話す原稿を書いてみる。またどのような表現や書き言葉が頻繁に使われるか、接続副詞などをどのように使えば良いのかなどを勉強してみてください。また上級者はアカデミックなパラグラフやエッセーのライティングの練習も行うと良いと思います。